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エネルギーはライフライン。まさに「生命線」であり、その途絶は社会生活を大混乱に陥れます。その社会的性質から、そして電気については貯められないという物理的性質から、燃料調達においても技術の取り入れにおいても、夢を見ることが許される度合いが極めて低いのがエネルギーです。
これ以上ないほど現実的な商品でありながら、エネルギーには神話が生まれやすいことも事実です。原子力の安全神話ばかりではありません。新たな資源が発見されたから大丈夫、新技術が開発されたから大丈夫、再エネが普及すれば大丈夫、どこかの国ではうまくやっているから真似すれば大丈夫。
しかし、その神話を信じるものは本当に救われるのでしょうか。

このコラムでは、出来る限りエネルギー・環境問題の現場の実態や海外のデータ等を踏まえながら、神話やイメージを払拭し、現実的な議論の素材を提供したいと思っています。

竹内 純子(たけうち すみこ)

NPO法人国際環境経済研究所理事・主席研究員
東北大学特任教授
共同代表

東京大学大学院工学系研究科にて博士(工学)取得。

【主な公職】
・内閣府 規制改革推進会議
・内閣官房 GX実行会議
・経済産業省 産業構造審議会産業技術環境分科会地球環境小委員会
・同上 水素・燃料電池戦略協議会委員/自動車新時代戦略検討会委員
・同上 資源燃料分科会委員/グリーンイノベーション推進戦略会議委員 
・文部科学省 文部科学省 科学技術・学術審議会
・国土交通省 社会資本整備審議会環境部会
他多数

【プロフィール】
慶応義塾大学法学部法律学科卒業後。1994年東京電力入社。主に環境部門に従事した後、2012年より独立。
気候変動に関する国連交渉(COP)にも長く参加し、環境・エネルギー政策提言に従事。
2018年10月U3イノベーションズ合同会社を創業。スタートアップと協業し、新たな社会システムとしての「Utility3.0」を実現することを目指し、政策提言とビジネス・投資両面から取り組む。

【主な著書】
2022年12月23日に新刊「電力崩壊ー戦略なき国家のエネルギー敗戦」(日本経済新聞出版社)を上梓。
その他主な著書は下記
 「誤解だらけの電力問題」(WEDGE出版)
  *第35回エネルギーフォーラム賞普及啓発賞受賞
 「原発は“安全”か たった一人の福島事故報告書」(小学館)
 「エネルギー産業の2050年 Utility3.0へのゲームチェンジ」(共著、日本経済新聞出版社) 
  *第38回エネルギーフォーラム賞優秀賞受賞
 「エネルギー産業 2030への戦略 Utility3.0の実装」(共著、同上)など。